黒染め
「黒染め」という言葉に馴染みのない方は多いと思います。
塗装は上塗りですが、黒染めは字のごとく、金属を染めています。
膜厚は浸透部も含めて1μ。1/1000mmです。
金属を染めるってどうやって?と思われると思いますが、
人体に無害な薬液を加熱し化学反応を起こして黒く染めています。
よく、黒くするのに処理液は黒色じゃないと驚かれますが、化学反応で黒くしているので処理液は黒色じゃありません。
イメージで言うと、塗装=お化粧 黒染め=日焼け です。
化学反応なので、均一には染まらず、色ムラが出ます。
私たちはそれを黒染めの味だと思っています。
こうして銀色のステンレスが黒い色になり、お料理が映える黒くて割れないステンレスの器ができていきます。
これからも現場や制作についての記事も書いていきますので、もし良かったら読んでみて下さいね。
roco