職人
こちらは鉄の黒染の現場です。
黒染は、化学反応によって金属を黒くしています。
温度や入れている時間、タイミング、全てマニュアルがなく、職人の感覚です。
この感覚こそが、良い黒を生み出す為に絶対不可欠なものになります。
火を焚き、釜の薬液を温めます。
黒染品は風に当たると色が変わってしまう為、真夏でも窓を閉め切って作業をします。
釜の近くにいる職人さんは、50度位の暑さの中、作業をしています。
それでも不満も言わず黙々と作業をする姿を見ていると、自分たちも頑張ろうと思います。
あえて「味」と言いますが、この現場、結構ファンの方がいらっしゃるんですよ。
今年は中止になった、毎年行われていた燕三条工場の祭典で、全国から見学にいらっしゃいますが、「カッコイイ!」というお声を沢山頂きます。
昭和レトロな工場で有線のJAZZなんかかけちゃってるので、雰囲気はあります。
みなさんも機会がありましたら見学にいらして下さいね。
roco